大学卒業後、父が大学で働いていたこともあり学校法人に就職し、人事業務や学生対応、教務業務を経験した後、保育園を運営する会社へ転職し、採用業務に従事しました。その後、ホテル業界という自分にとっては、全く未知の業界ではありましたが、新たなチャレンジの場所を求めてTRUNKに入社しました。TRUNKに入ってからは、経営管理部に所属し、主に労務をメインに担当しています。

「一緒に働きたい」と思える人のいる環境。

TRUNKへの入社の決め手は、面接を通して面接官を務めて下さった方の人となりを知り、この人と一緒に働いてみたいと思えたからです。その面接官とは、現在の私の直属の上司にあたる方です。

前職でも人事・労務として、教職員や学生、保育園の先生を相手に仕事をしていました。私は、自身の考えとして人事や労務という仕事において大事なことは、最前線で働く現場の社員、大学であれば学生のことを考え、モチベーション高く活躍してもらえるようサポートすることだと思っています。

以前の職場は教育という業種の特性もあり、どちらかというと安定志向が強く、利益を求めることや、新規性や斬新さのようなものもそこまで求められることはありませんでした。そのような環境に長らく身を置いてしまうと、自分自身の成長が妨げられてしまうと感じたため、新たな環境を求めて転職を決意しました。

入社時の面接で「どういう人になりたいか。」と聞かれた際に、私は自分の子どもに胸を張って、自分の仕事や働く姿勢を見せられる人でありたいと答えました。面接官を務めて下さった私の上司は、私の答えに対し、自分も同じであると共感して下さいました。私が大切だと思うことを同じように大切に考える同僚がいて、仕事に対しモチベーション高くいられる環境があると感じました。

私は働く場所において、良好な人間関係と、お互いに支え合える環境があるということが大切だと考えています。職場は、1日の3分の1以上を過ごす場所ですので、その時間をどこで(組織)、誰と(同僚や上司)過ごすかということは、毎日を有意義に過ごす上でとても大切だと思います。もちろん、適度なストレスは必要だとは思いますが。

TRUNKメンバーの共通の価値観「CREDOの4つの約束と20の心得」

TRUNKには、メンバー一人ひとりが持つべき思考や行動を記したCREDOというものがあります。CREDOには、TRUNKで働くメンバーそれぞれが人として成長していくために、何を目指していくべきなのかを導く「4つの約束、20の心得」が記載されています。多様なメンバーがいる中で、CREDOの考え方に共感し、「こういう人でありたいよね」という気持ちをもったメンバーが増える環境が理想だと思います。

同じ目標に向かって走っていても、意見が違うことやぶつかることはもちろんあると思います。しかし、根底に共通の価値観をもって話し合うことができれば、お互いの考えを理解し、尊重し合いながら前に進むことができるのではないかと思います。

TRUNKの「やってみよう」というマインド。

TRUNKは、まだオープンしてから5年にも満たないホテルです。良い意味でなにも決まっておらず、自分たちでひとつずつ作っていける環境であるということは、魅力であると感じています。安定期に入った組織の場合、どうしても前例踏襲の内容も多く、「今までのやり方には意味があったはずだ」という考えから変化に後ろ向きなこともありますが、TRUNKには、若い会社だからこそ、組織として少しでも前進できるのであれば、「やってみよう」というマインドがあるように感じています。

私自身、TRUNKで働き始めてから1年に満たないですが、新しい取り組みを提案したところ、会社やメンバーのためになるのであれば、試してみようとアイディアを採用してもらった経験があります。社歴や前例を問わず、任せてもらえる環境は、自身の働くモチベーションにも繋がりました。

常識に囚われないTRUNKの取り組み。

そんな、前例や常識に囚われないTRUNKだからこその取り組みとして、「年末年始の休館」が代表的な事例だと思います。

※過去記事参照:ホテルなのに年末年始休業?TRUNKがつくる、新しい働き方〈VIEW ARTICLE

この取り組みも、メンバーの思いから生まれたもので、昨今、働き方改革といった言葉をよく耳にしますが従来のホテルの概念で言えば、一度オープンしたら24時間365日営業するのが当たり前で、年末年始の休館というのは、業界の常識を覆すような判断であったと思います。実家に帰省し、家族や幼馴染に会うことができたり、ゆっくりと1年を振り返る時間に使ったりと、それぞれの休暇を過ごしたメンバーが心身ともに充実した状態で、新年から仕事を始めます。

その他にも、メンバーの成長への後押しやモチベーションに直結するような取り組みとして、「年4回の評価制度」や「Be Trunkers」といった制度があります。

1年に4回も評価のタイミングがあるというのは、他の組織と比較して多いのではないかと思います。評価をタイムリーに処遇に反映することで、メンバーのモチベーションにも繋がりますし、短いスパンで目標を定めることで、より目標を意識して、日々の業務に向かうことができていると感じています。

また、Be Trunkersという制度では、業務に直結する研修や資格の勉強だけでなく、自分磨きの為に会社がサポートしてくれるという制度です。どの制度も、働く社員のことを一番に考えるTRUNKらしい取り組みだと思います。

メンバーの活躍を裏方として支える、”身近な相談相手”のような部署を目指したい。

今まで私が属してきた組織とは違い、TRUNKは様々な職種や国籍の社員が集まっている組織なので、労務的内容について、お互いの認識や捉え方に若干のズレを感じることもあります。ただ、相手の立場になり、目線を合わせて、相手がイメージしやすい例えを用いながら説明していくことで、将来的には社員全体の労務知識を向上していくことに繋げていきたいと思いながら日々仕事をしています。

また、私が仕事をしている中で心掛けていることは、メンバーからの相談や質問に対して、答え+αで答えるようにすることです。相手の質問の背景に寄り添い、本当に必要としていることのサポートになれるようにと務めています。メンバーが本業に集中できる働きやすい環境や安心して働ける環境を整えることが労務の仕事だと思っています。

これからもホテルの裏方として、メンバーの活躍を支える、身近な相談相手のような存在の部署を目指していきたいと思っています。

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