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2020.08.25

私がTRUNKで働く理由:橋由香利の場合

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TRUNKらしさをかたちづくるのは、多彩な個性を持つメンバーの存在。
なぜ彼らはTRUNKで自分らしく働くことができるのか。一人ひとりの今にスポットを当て、掘り下げます。
今回は、TRUNKアトリエの橋由香利を紹介。豊富な経験を生かして、マーチャンダイザー(MD)として、人材育成の担い手として、幅広く活躍する彼女に、TRUNKで働く魅力やTRUNKへの想いを語ってもらった。

TRUNKのクリエイティブチームである、TRUNKアトリエに所属し、さまざまな企画業務に従事しています。
メインの役割は商品企画マーチャンダイザー(MD)。MDとは商品の企画から販売に至るまでのプロセスを一貫して担当する仕事で、パートナーの選定から、企画、関係者の折衝、納期管理まで業務の内容は多岐に亘ります。扱う商品も、TRUNK(STORE)で販売するグッズはもちろん、客室のアメニティ、館内の備品までさまざま。
MDの他には、既存店や今後新たにオープンする新店のコンセプト設計なども担当しています。

TRUNKに来る前は、新卒からずっとアパレル業界で働いていました。
人事としてキャリアをスタートして採用やトレーニングなどを担当し、その後MDに職種転換しました。アパレル業界のいくつかの会社でMDやバイヤー(兼務)として経験を積んだ後、2019年にTRUNKに入社しました。

TRUNKのカルチャーを早くも感じた入社面接。

TRUNKを受けたきっかけは、アパレル業界つながりの友人が働いていたこと。#13に登場したイベント課の清水祐亮さんだったのですが、彼がとてもいきいきと働いている様子に興味を持ちました。また、アパレル特有の季節ごとのモノづくりが短い商品サイクルゆえの大量廃棄を生んでいることに疑問を持っていたこともあって、TRUNK(HOTEL)の掲げるコンセプト、等身大の社会貢献「ソーシャライジング」はとても魅力的に感じました。

実は、私が受けた時、TRUNKにはMDという職種がありませんでした。
そのため職種を定めないオープンポジションで受けたのですが、面接官(人事担当役員と総支配人の2名)にこれまでの経験を話す中で、「あ、MDって役割はうちに必要かもね」って言っていただき、新たにMDという職種を作っていただけることになりました。その柔軟性に驚きましたし、風通しのよい会社なんだろうなと感じました。
ただ、元々ない職種を作り、それを新規採用者が担うことにはもちろん会社としてリスクもあります。そこで、MD以外の可能性も見るために、過去の経験を深く掘り下げる質問をしていただきました。その質問を通じて、私自身が自分のことを整理する良いきっかけになりましたし、他の仕事のポテンシャルを引き出していただけたと思っています。例えば、社長やインフルエンサーの海外出張のアテンドをしたこともあると話すと海外への視察や提案業務などでも活かせるねと言っていただけましたし、人事部での人材育成の経験を話したところ、今年
TRUNKアトリエが立ち上げた運営スタッフの“WANT”(やりたいこと)を実現させるためのメンター支援プロジェクトで、「イノベーター人材を育成する」というミッションをいただき、メンターとして参画しています。

TRUNK(HOTEL)のコンセプト「ソーシャライジング」をもっと知ってもらいたい。

入社してまず驚いたのが、TRUNK(HOTEL)が想像以上に徹底的に「ソーシャライジング」にこだわっていること。例えば、建物やインテリア、売られているものや飾られているアートに至るまですべてがソーシャライジングの観点からセレクトされていて、TRUNKで過ごすだけで誰でも等身大の社会貢献に関われる仕掛けになっています。

その一方で、もっと「ソーシャライジング」を正しく理解してもらい、認知度を高める必要があるなと感じました。私自身も入社前はそうでしたが、TRUNK(HOTEL)は、“おしゃれなホテル”、“おしゃれなイベント会場”というイメージが強く、その根底にあるコンセプトを深く理解されている方はまだまだ多くないと感じました。ソーシャライジングを、押しつけがましくないTRUNKらしい形で発信したいと思うようになりました。

そのきっかけとして着目したのが「rooms」(ルームス)というイベントへの出展。roomsは、年に2回・数日間に亘って開催される、ファッション、デザイン、アートの日本最大級のトレードショーで、例年500ものブランドが参加し25,000人規模を動員します。アパレル時代にバイヤーとして訪れていたのですが、roomsはHPや会場デザインと言ったクリエイティブも素晴しいし、近年では「エシカル」であることに注力しています。roomsに出展することで、TRUNK(HOTEL)に共感していただける良いビジネスパートナーを発掘し、魅力的なパートナーとのコラボレーションなど、TRUNK(HOTEL)の魅力を発信できる機会が繋がるのではないかと考えました。

ただ、実はそれまでTRUNK(HOTEL)では、外部のイベントに出展した実績がなかったので、実現させるために慎重に進めました。出展するのであればソーシャライジングのあらゆる要素が凝縮されているコンセプトショップTRUNK(STORE)を中心に据えたいと考えていたので、まずはSTOREのメンバーに相談したところ、皆「やりたい」「外に出てみたい」と強い気持ちを持っていました。そうしたSTOREメンバー達の気持ちに後押しされ、TRUNKアトリエのデザインチームと相談しながらブース設営の予算や売上予測をリアルに算出し、ブランディングチームと相談しながら出展の目的をクリアにしました。また、今後どのようにビジネスに繋がるのかを明確に示すなどの検討を積み重ねて、最終的に社内の承認が下りて出店できることが決まりました。

完成したTRUNK(HOTEL)のブース全景。

出展準備にあたっては、ブースを訪れるたくさんの方にTRUNK(HOTEL)を理解してもらうためのブース構成を考え、TRUNK(STORE)のPOP-UPを全面的に打ち出し、TRUNKらしいストーリーを持つ「ソーシャライジング フラワーマーケット」と「ソーシャライジング自転車」のコーナーを用意することにしました。ソーシャライジング フラワーマーケットとは、イベントで使用された本来なら棄てられてしまう花をブーケにアップサイクルし、ワンコインで販売する毎週月曜に開催しているマーケット。ソーシャライジング自転車は、放置自転車から使える部品を集めておしゃれにアップサイクルした自転車。どちらもソーシャライジングを体現し、きっと共感してもらえるであろうコンテンツです。その他にも、お客さんと話すきっかけを作るために、フラワーのワークショップを開催したり、入口にソーシャライジングについてまとめたタブロイド紙 「ソーシャライジングジャーナル」を置いたりして工夫しました。
ブースのデザインにはTRUNKアトリエのアート・ディレクターらが尽力してくれて、昔イベントで使った什器を上手に再利用しながら、TRUNK(STORE)の世界観をコンパクトに再現した素敵なブースを作りあげてくれました。

「ソーシャライジング」への共感が創った新しい出会い。

当日はたくさんのお客さまに来ていただき、売上額も予想の2倍となりました。
TRUNK(HOTEL)自体を知らなかったお客さまも多かったのですが、色々とお話しする中で興味を持っていただいて「帰りに立ち寄ってみるね」と言っていただけたりました(会場は歩いて20分程の場所でした)。デベロッパーの方から「SDGsやサステナブルをどのように表現したら良いのか?」など相談をいただいたり、地方でお花屋さんを経営される方が、廃棄を減らすソーシャライジングフラワーマーケットのアイデアに共感して「うちでもやってみる!」と言ってくださったり。「一緒にPOP-UPをしませんか?」と声を掛けていただき、その中からその後実現したものもあったり、今後に繋がる良い成果を上げられたと思います。

実はこのイベントには 、個人的にはもうひとつ別の目的も持っていました。
それは、TRUNK(STORE)メンバーの成長です。彼らにとっては、外のイベントに出展したり、ゼロからPOP-UPをつくりあげるなど初めてのことばかり。私はMDを組み立てて大枠の方針を決定した後はサポートに徹し、STOREのメンバーに主導でやってもらうことにしました。
実際彼らはとても能動的に動いてくれて、そのことが予想の2倍を超える売上に繋がったと思います。忙しい売り場の体験や達成感を得たことに加え、「自分たちもクリエイティブな仕事をしていいんだ」という意識がわいたのではないか、と思います。

多種多様な「個」のコラボレーションを創っていきたい。

私の仕事の原動力は「貢献したい」という想いです。
私がこれまでの経験で培ってきた強みは、さまざまな人と関わりながら、仕組みを作ったり、道筋を示すこと。TRUNKにはこの強みを生かして貢献できる機会が数多くあります。

例えば、TRUNKを対外に発信していく機会を創ること。roomsもひとつの例でした。TRUNKは本当に素晴らしいものを作り上げていると思うので、今後も外部とのタッチポイントを増やすことで、もっと一般に認知を拡大していきたいと思っています。

あとは、多種多様な「個」を結びつけること。TRUNKは多様なバックグラウンドを受け入れていて、また幅広い業務を内製化しているので色々なスキルを持つメンバーがいます。施設をすぐに直してしまうメンバーがいたり、デザインが出来るメンバーもいたりと本当にさまざま。そうした素晴らしい「個」のコラボレーションが、TRUNKを「唯一無二」のホテルとしている源泉だと考えています。私は普段のMDとしての業務やメンター制度を通じて、この業務はこの人にお願いするのが良いな、この人たちを繋げてみようかなどとコラボレーションの機会を提供することができ、それによってTRUNKの価値創造に貢献しているという実感があります。それはすごく楽しいですし、やりがいを感じています。

TRUNKは「この課題を解決するためには必要だ」という提案を自由に発信できます。ただ提案するだけではなく、最後まで成し遂げようという意思があれば実現できる環境でもあります。最後までやり遂げようという強い意思を持って働くことが大事だと思っています。

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