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2020.09.21

私がTRUNKで働く理由:佐藤李花の場合

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TRUNKらしさをかたちづくるのは、多彩な個性を持つメンバーの存在。
なぜ彼らはTRUNKで自分らしく働くことができるのか。一人ひとりの今にスポットを当て、掘り下げます。
今回は、TRUNK(HOTEL) フラワーデザインチームの佐藤李花を紹介。
フローリストとして働く彼女に、花への想いや日頃大切にしていることについて語ってもらった。

花を通じて心に残る感動を提供したくてフローリストに。

私はTRUNK(HOTEL) フラワーデザインチームに所属するフローリストで、主に婚礼の打ち合わせを担当しています。当ホテルで結婚式を挙げられる新郎新婦様とお話をしながら、おふたりの理想の会場装花を形にするお手伝いをしています。

フローリストになったのは、大学時代の体験がきっかけでした。
私は東北の大学でドイツ語を専攻していて、当時はフローリストの道は考えていませんでした。しかし、2年生の時に発生した東日本大震災により、石巻にある実家は津波による甚大な被害を受けました。旅先で買ったものなど思い出の物が浸水によってすべてダメになってしまい、そうした物を捨てながら、ふと「モノっていつか朽ちてしまうんだな」と思いました。そして、モノではなくいつまでも“心の中に残ること”の価値を実感しました。
少し経つとすっかり茶色くなってしまった街の中にも植物が生えてきて、その緑色が本当に美しくて、「植物ってなんて尊いのだろう」と思いました。そして、半月程経ったある日、支援物資の配給所に行くとガーベラが配られていました。もともと、石巻はガーベラの産地として有名。ここで配られたガーベラは、奇跡的に津波の被害を免れた石巻産のものだったそうで、間もなくの出荷再開が決まり、石巻復興の象徴として地元の人たちを元気づけるためにその一部が寄付されたそうです。元気に咲いた石巻のガーベラを見て心の底から感動し、花が与える感動が心に残りました。

その後、就職活動を始めた頃、たまたまTRUNKの親会社であるテイクアンドギヴ・ニーズ(T&G)が開催したオートクチュールのパーティの記事を見ました。その記事の中でT&Gの方がお話しされていたのが「(演出として使われていた)花の持つ感動」、「思い出の価値」といったキーワード。まさに自分が考えていたことと一致しました。その想いを面接で伝え、T&Gに新卒フローリスト職として入社しました。

T&Gでは都内2か所の式場に勤め、2か所目ではチーフスタッフを務めました。「最高の結婚式をつくるぞ」と毎日意気込み、フローリストを志した時に思い描いていた、感動を提供できる日々にやりがいを持って働いていました。そんなある日、上司に誘っていただき、TRUNK(HOTEL)に異動することとなりました。異動したのは2017年3月、まだ開業前の準備室でした。

思いがけない出会いから実現した、ソーシャライジング フラワーマーケットのPOP-UP。

異動してみると、同じフローリストでも式場とホテルとでは全く異なる環境でした。TRUNK(HOTEL)には結婚式関係者以外にもお客様がいらっしゃいますし、さまざまなサービスを提供しているので、幅広い領域の業務が発生します。例えば、ラウンジの装飾を担当したり、コンセプトストアで販売する商品を企画・製作したりといったさまざまな仕事があります。同じ職場にいる同僚も、バーテンダ―だったり、企業向けのイベント営業だったり、本社部門の人たちだったりと今まで関わったことのない職種の人ばかり。彼らの話を聞きながら、自分の中の世界が広がっていく感覚がありました。

そして、なんといってもTRUNKが面白いのは、現場のメンバーでもクリエイティブな発案ができる自由さ。例えば、私たちフラワーデザインチームの「一度装飾に使用されただけの状態の良いお花が破棄されているのはもったいない」という気持ちから生まれた企画「ソーシャライジング フラワーマーケット」(※)などが良い事例です。

※月曜に開催されるマーケット。館内で行われるウェディングやイベント装飾で使用した通常では破棄されてしまう状態の良い花をブーケにアップサイクルし、500円のワンコインで販売する取り組み。

ある日のソーシャライジング フラワーマーケットの様子

私自身にも、自らが主導して企画の立案〜実現までをやりきった思い出深いエピソードがあります。今年3月に開催した、ソーシャライジング フラワーマーケットの出張POP-UPです。

TRUNKに異動して以来、新郎新婦様との打ち合わせの時の雑談力を高めるためにも、よく渋谷周辺を散歩するようになりました。ある日、少しだけ遠出して、代々木公園付近の富ヶ谷エリアを散歩していたところ、素敵なセレクトショップを見つけました。TRUNKの引き出物ラインナップに加えたいな、なんて思いながらじっくり商品を見ていると、店員さんが話しかけてくださり、そのまま意気投合しました。最後に名刺をお渡して帰りました。
ちょうどその頃は、トレードショー「rooms」にTRUNK(STORE)がPOP-UPを出展していた時期。意気投合し、TRUNK(HOTEL)に興味を持ってくださった店員さんが、早速ショップのオーナー様と一緒にroomsのブースを見に来てくださいました。そこで、ソーシャライジング フラワーマーケットのコーナーを見て共感いただき、近日に富ヶ谷エリアの2ショップが共同開催するイベントに、ソーシャライジング フラワーマーケットのPOP-UPで出展しないかとお声がけいただきました。

イベント開催日は3月の3連休と結婚式が多い繁忙期であったため、POP-UPでの出展は最終日のみとし、最初の2日間はドライフラワーのスワッグを委託販売していただくことにしました。
最終日にしか現地に行けない分、私たちも何かイベントの特別感を演出するお手伝いをしたいと考え、廃棄予定だった枝物の桜を使ったアーチを入口に作ったり店内に吊り下げたりして、館内装飾で季節感を演出したところ、ショップの方々にはとても喜んでいただけました。
フラワーデザインチームのメンバーも皆協力してくれて、たくさんのスワッグを率先して作ってくれたり、搬入の際のトラック運転を志願してくれたりして、改めて良いチームだなと実感しました。

イベント最終日のPOP-UP出展の日には、私とアルバイトスタッフ2名の計3名で行きました。
富ヶ谷は、TRUNK(HOTEL)がある神宮前とは全く客層の異なるエリア。富ヶ谷の方々にどのような反応をされるのか、一度イベント装飾に使用されたお花を買うことに抵抗感がないかなど、不安もありました。しかし、実際に行ってみると、想像以上に多くの方が興味を持ってくださって、足を止めて私たちの話に耳を傾けてくださいました。元々TRUNK(HOTEL)を知らなかった方でも、お話しをする中で共感してくださって購入してくださったりして、当初の見込みの3倍も売れました。本当に嬉しかったです。
一緒に行ったスタッフの1名は、普段スワッグの管理業務を担当していて、お客様と対面する機会がありません。この機会に、自分たちが創っているものが売れていく瞬間を見てほしいと思い、彼女に来てもらうことにしました。接客経験もなかった彼女が、実際にお客様とお話しする機会を得て、普段自分たちがやっていることに自信が持てたと言ってもらえました。

大切にしているのは、フローリストとしての「お花への敬意」、TRUNKERとしての「チャレンジ精神」。

フローリストとして、私が大切にしているのは「お花への敬意」です。
一般的な結婚式場の花はヨーロピアンスタイルといって、人工的に丸くしたり形づくっていきます。でも、花はあくまで生き物。TRUNKに来て思うようになったのが、一つひとつの花の個性って美しくて、その個性を生かして美しさを引き出してあげたいということ。そして、使い捨てではなくて、大切にしてあげたい。なので、ソーシャライジング フラワーマーケットは本当に素晴らしい取り組みだと思っています。この思いは、新郎新婦さまとの打ち合わせの時にもついあふれてしまい、熱く語ってしまいます。(笑)

TRUNKで働く者として大切にしているのは、「チャレンジ精神」。
TRUNKにはエネルギーのある仲間がたくさんいて、チャレンジしていかないと取り残されてしまうと感じます。普段一緒に仕事をしていて尊敬している方がいるのですが、その方はとにかく向上心がすごい。新しいものを生み出すための視点を得るために、世の中をよく見ていて、とにかくアンテナが高い。私もそうなりたいな、と思っています。

TRUNKの新しいフェーズに合わせて自分も進化したい。

TRUNKは2023年に、渋谷区富ヶ谷に3棟目となるホテルをオープン予定。その後も、2027年に都内に続々出店していく、というフェーズを迎えます。わくわくする一方で、最近ふと、富ヶ谷がオープンして、もし自分が異動することになったら何ができるかを漠然と考えるようになりました。
実はPOP-UP出店したショップは、TRUNKの出店予定地からそう遠くない場所。富ヶ谷を歩く方がどんな方なのかリサーチしたり、富ヶ谷に知り合いを作ろうという裏目標を持っていました。TRUNK(HOTEL)に所属しておきながらも、勝手に富ヶ谷の新店を意識しています (笑)

TRUNKがオープンするホテルは、それぞれの街の特性に合わせて、コンセプトから全て違う唯一無二のホテル。今後、どのホテルに配属になっても活躍できるためにも、自分のスキルの幅を広げていきたいと思っています。例えば、宿泊業務を覚えたり、レストランのサービスを覚えたり。自分の幅を広げつつ、フローリストの専門性と掛け合わせて何か新しいことが出来たら良いなと思っています。
TRUNKにはさまざまなバックグラウンドを持つメンバーがいるので、彼ら彼女らと話しながら、どんな仕事があるのかもっともっと知っていきたいと思います。

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