TRUNKのクリエイティブチームである、TRUNKアトリエに所属し、新しい商品やサービスの企画、新店舗の企画業務を担当しています。

TRUNKに入社する以前は、新卒で教育関係の仕事に携わった後、2007年にTRUNKの親会社であるテイクアンドギヴ・ニーズ(T&G)に入社しました。T&Gでは、5年程ウェディングプランナーを経験し、その後、現場の教育やM&A会場の立ち上げ、マーケティングや撮影のディレクション等、多岐に渡る経験をさせていただきました。

そして私生活において、出産を経て、自身のキャリアや働き方を考えていたタイミングで、TRUNKに声をかけていただき、2019年にTRUNKに入社しました。

新しいコト、モノを生み出していくTRUNKのスタイル。

入社当初は、今までの自身のキャリアを活かして、ウェディングの企画担当として配属されました。「BEYOND THE WEDDING」というTRUNK(HOTEL)のウェディングが掲げるコンセプト※のもと、既成概念に捉われずに新しいコト、モノを生み出していく、というスタイルに魅力を感じたのがTRUNKに入社することを決めた一番の理由です。ウェディングという形に留まらず、ライフスタイルに価値を生み出すような、視野を広げて仕事ができることも魅力的でした。

※BEYOND THE WEDDING: TRUNK(HOTEL)が提供するウェディングは、「従来の結婚式の概念を越えていく」そして、結婚式をきっかけにふたりが大切にしている価値に気が付いてもらい、理想の夫婦生活の実現に繋がる新たな学びと成長を体験してもらいたい、という思いが込められています。

ウェディングにおいても「ソーシャライジング」を感じてもらいたい。

TRUNKでのお仕事の中で、私が特に印象に残っている経験のひとつがウェディングギフト(引出物)のコンセプト&ラインナップチェンジです。

TRUNK(HOTEL)のウェディングでは、既存の概念を超えた商品やサービスを作り続けるようにしており、ウェディングシーンでは欠かせないウェディングギフトも同様です。ウェディングギフトは、大量発注になるので、どこかありきたりな定番のアイテムばかりになってしまうことが多いのですが、TRUNK(HOTEL)では、ギフトに込められた想いを受け取ることで、ライフスタイルが豊かになるようなギフトラインナップを提供したいと試行錯誤をしました。またウェディングにおいても、TRUNK(HOTEL)自体の掲げる「ソーシャライジング」を感じてもらえるシーンを増やしていきたいと思い、大きくコンセプトとラインナップの変更を提案、実行しました。

「BEYOND THE WEDDING」の考え方のもと、時代を先取りし、お客様の期待を上回るものにしたいと思い、パリで開催される世界最高峰のインテリア&デザインのトレードショーである「MAISON & OBJET(メゾン・エ・オブジェ)」に出向き、世界の最新トレンドやTRUNK(HOTEL)にマッチするアイテムを探し回ったことは、自身にとってもとても良い経験になりました。ただ単に、一社員のやりたいことを叶えてくれるだけではなく、やるからには振り切って、最高峰を経験させてくれる姿勢は、TRUNKらしいやり方だなと思っています。

その後、ウェディングでの企画開発の経験をかっていただき、現在所属しているTRUNKアトリエに異動し、「新店の企画業務」「新店の開発業務」の大きく2つに従事しています。

企画業務においては、新店候補の案件に合わせて、マーケットリサーチや店舗コンセプトの構築、店舗内コンテンツの企画立案などをチームメンバーとともに行っています。コンセプトや企画を考える際には、とにかく幅広い分野の情報収集をして、日々勉強し、アウトプットの質を上げていけるように努力しています。

新店の開発業務については、今後の出店に向けた候補地探しから、出店戦略の立案を開発チームのメンバーや、TRUNKのブランディングを担うブランド戦略部と連携をしながら構想しています。

TRUNKが描く「ユニークで唯一無二なホテル」。

仕事を進める中で、私たちTRUNKがつくるホテルの強みを考え、その価値や魅力を改めて実感できることは、私自身のやりがいにも繋がっています。そして、魅力や強みを活かしたホテルの出店により、どのように社会へ貢献していけるのか、という存在意義に向き合って未来を創っていける、その一部に携われていることに、やりがいを感じます。ここにこんなホテルをつくったら…と想像し、企画が形になっていく過程は、とてもワクワクします。

私たちTRUNKは「唯一無二のホテル体験が叶うブティックホテル」の展開を通じて、ホテル市場に「新たな概念」を生み出そうとしています。この「ユニーク」や「唯一無二」をどのようにこれからのホテルで表現するのか、また、私たちが大切にしている概念のひとつである「ソーシャライジング」をどう掛け合わせていくのかなど、出店戦略の構築は私にとってチャレンジの連続です。最近ではアイディアを巡らせ、一歩進んでは戻って、ぐるぐる回ってみたり、離れてみたり、みたいな毎日を送っています。

ウェディング一色だった今までのキャリアから一転、ホテル全体の企画、開発に携われることになり、自分自身としても新たな挑戦の日々です。TRUNKの描く唯一無二なホテルづくりを追いかけながら、私自身のWANTとしても、TRUNKで全国に「世界最高のホテル」を展開していきたいという思いをもって、日々奮闘しています。

誠実でいること、そして変化し続けること。

TRUNKで過ごす中で、今とても大切にしている価値観は「誠実でいること」「変化し続けること」です。

誠実というのは、TRUNKのコアバリューのひとつでもあるのですが、私も昔から大切にしている価値観です。ただ、多くの人に出会い、さまざまな経験をさせていただく中で、誠実さの考え方や表現も変わってきました。TRUNKで多様な価値観の人がそれぞれに意思を持ち、誠実に働く姿に触れることが多いからかもしれませんが、こうやって固定概念に囚われず自分の視野も広げて行きたいなと思っています。

変化に関しては、ここ数年特に意識をしているところです。年齢を重ね、環境や価値観も目まぐるしく変化していく中で、自分自身が変わり続けることが成長につながると感じています。できるだけ多くの情報や価値観に触れながら、思考も行動もしなやかに変わり続けられる人でありたいと思っています。

仕事での自己実現や社会貢献も、子育ても、全部妥協しない。

また私は今、母として子育てをしながら仕事をしていますが、社内でも今後のキャリアや悩みについて相談を受けることもあり、まだまだ日本では多くの女性が仕事と子育てのバランスについて悩んでいるのだなと実感します。

TRUNKは多様性という価値観のもと、さまざまな人が働きやすい環境だと私は思っているのですが、一歩外に出て、子どもを通じた世界に出ると驚愕することも多々あります。そこで何かに我慢するのではなく、仕事での自己実現や社会貢献も、子育ても、やりたいことを全部叶えていきたいと思っています。そして、なんかそれが“苦しい”じゃなくて、“楽しい”みたいな生き方を実現して、まだ若い仲間が描くキャリアの選択肢のひとつになれればと密かに思っています。これもある意味、「等身大社会貢献」かもしれませんね。

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