ソーホー地区の中心部に位置し、どこに出掛けるにも行きやすい最高立地に佇むこちらのホテル。

ホテルのファサードにしては、地味だと批判するコラム記事を以前読んだことがありますが、私はここのモダンテイストのファサードは、嫌いではありません。

よくTRUNKのメンバーが社内で、このホテルのイメージをムードボードなどの参考にしているのを見かけます。

正面はモダンでシックなデザインだが、一転、中に入るとびっくり。

色とりどりの壁紙や個性的なデザインの家具を取り揃えており、インパクトの強い空間が広がっています。外観とのギャップにいい意味で驚かされます。

ロンドンを拠点とするラグジュアリーホテルグループ、Firmdale Hotels(ファームデール・ホテルズ)が有するこちらのホテル。ロンドンを中心に複数ホテルを営んでいます。社長夫人のKit Kemp(キット・ケンプ)がインテリアデザインを全てディレクションしていることでも有名です。

彼らが手掛けるどのホテルにも必ずパーティールームがあり、そのどれもが全て異なるデザインとなっているのが特徴です。

Crosbyの客室のデザインにも複数のパターンがあり、一言では表現しきれませんが、私の言葉で表すとハードエレガント。建築構造や運営手法などにエコシステムを丁寧に組み込んでいる方針が素晴らしい。

またMICE運営がしっかりなされているのは、ロンドンを拠点とするホテルグループならではの特徴です。ニューヨークのブティックホテルにはない総合力です。

TRUNKアトリエの女性メンバーやデザインディレクターの山城葉子さんも、ここのホテルのデザインが好きだと言っていたのを記憶しています。クリエイティブ職の女性に人気があるデザインホテルなのではないでしょうか。

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