【149】Hotel Le Meurice Paris

Paris, France

EUROPE

ADDRESS
228 Rue de Rivoli, 75001 Paris, France
ESTABLISHMENT
1835
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【149】Hotel Le Meurice Paris

Paris, France

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228 Rue de Rivoli, 75001 Paris, France
ESTABLISHMENT
1835
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オテル・ル・ムーリス・パリ(Hotel Le Meurice Paris)は、パリでも指折りのラグジュアリーホテル。2011年には、フランス政府の最高級ホテル格付け「パラス(Palace)」を贈られ、オテル・リッツ(Hôtel Ritz Paris)、オテル・ド・クリオン(Hôtel de Crillon)と並び、「パリのホテル御三家」と呼ばれています。ルーヴル美術館やチュイルリー庭園を目の前に臨む最高の立地で、パリの歴史と文化を肌で感じられます。

ル・ムーリスの歴史は古く、ナポレオンによる第一帝政時代の余韻が残る1815年に幕を開けました。創業者のシャルル=オーギュスタン・ムーリス(Charles-Augustin Meurice)は、パリを訪れる英国人旅行者のためのホテルをサン・トノレ通りに開業。ロンドン式の、いわゆる「グランドホテル」の概念をパリに持ち込んだ最初の一人です。その後、1835年に現在のリヴォリ通りへ移転。この年を正式な創業年とし、以来、世界中の王侯貴族やセレブリティを虜にし続けています。

190年以上の歴史を歩むなかで、ル・ムーリスは時代を代表する芸術家からも愛されてきました。1918年には、キュビズムで時代の寵児となっていたパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)が、ロシアのバレリーナ オルガ・コクローヴァ(Olga Khokhlova)との結婚披露宴をル・ムーリスで執り行いました。モンマルトルやモンパルナスを活動拠点としていたピカソが祝宴の場に選んだことからも、当時すでにこのホテルが文化と社交の中心地だったことが伺えます。シュルレアリスムの巨匠 サルバドール・ダリ(Salvador Dalí)も、ル・ムーリスを定宿にしていたことも有名です。30年以上にわたり毎年1ヶ月以上をこのホテルで過ごしたダリ。スペイン国王 アルフォンソ13世がかつて使用したロイヤルスイートを「パリの自宅」と呼び、アトリエと化した部屋に山羊や馬、オートバイを部屋に持ち込むなど逸話には事欠きません。他にも、モーリス・ド・ヴラマンク(Maurice de Vlaminck)、マリー・ローランサン(Marie Laurencin)、ジョルジュ・ブラック(Georges Braque)らも顧客名簿に名を残します。

現在、ル・ムーリスはイギリスを拠点に高級ホテルを運営するドーチェスター・コレクション(Dorchester Collection)の傘下にあります。ここはブルネイ投資庁(Brunei Investment Agency)が所有するラグジュアリーホテルブランドで、ロンドンのザ・ドーチェスター(The Dorchester)、パリのオテル・プラザ・アテネ(Hôtel Plaza Athénée)、ミラノのホテル・プリンチペ・ディ・サヴォイア(Hotel Principe di Savoia)など、世界的に名の知られたホテルを展開しています。2028年3月に東京で開業予定のトーチ・タワーにも、ドーチェスター・コレクションの新たなホテルが入る予定で、こちらも今から楽しみにしています。

ゲストルームは約160室。スタンダードからスイートまで、どの部屋からもパリの街並みを楽しめます。インテリアは、ルイ16世様式を基調とした古典的なスタイルに最新設備を巧みに融合。落ち着きのある色調、贅沢にあしらわれた高級素材によって、極上の滞在を演出しています。275㎡の広さを誇る「ベル・エトワール・ペントハウス・スイート(Belle Étoile Penthouse Suite)」、歴史を感じさせる「ポンパドゥール・スイート(Pompadour Suite)」など、伝統あるホテルらしい魅力的な客室が揃います。レストランやパブリックスペースのリノベーションにはフィリップ・スタルク(Philippe Starck)が携わっており、彼の独特な感性によって、伝統と現代性が調和した空間が広がります。

サービスも充実しており、スイスの高級ブランドが提供するスパ「ラ・メゾン・ヴァルモン・プール・ル・ムーリス(La Maison Valmont pour Le Meurice)」をはじめ、ジム、サウナなど、心身ケアとリラクゼーションも抜かりありません。

美食の街らしく、レストランもハイレベルです。

TRUNKメンバーと共に訪問したのは「レストラン・ル・ムーリス・アラン・デュカス(Restaurant Le Meurice Alain Ducasse)」。フランスを代表するスターシェフ アラン・デュカス(Alain Ducasse) 監修のレストランで、ミシュランガイドで2つ星を獲得する名店です。大きな鏡、クリスタルのシャンデリア、白を基調とした荘厳な空間は、ヴェルサイユ宮殿の「平和の間」に着想を得たもの。気品ある優雅な店内で、現在フレンチの最先端を楽しめます。「この食体験にふさわしい装いを」と、私たちも日本では滅多に着用しないフォーマルスーツで伺いました(笑)。

「レストラン・ル・ダリ(Restaurant Le Dalí)」 は、常連客だったダリの名を冠したレストラン。味わえるのはフレンチベースの地中海料理です。スタルクデザインの空間は、遊び心と伝統が交錯する独特の雰囲気があります。近年は、ホテルのパティシエとして活躍してきたセドリック・グロレ(Cédric Grolet)による、伝統を現代的に再解釈した独創的なアフタヌーンティーも提供されています。

ホテルの番地に由来する「Bar 228」は、大人のためのクラシックな雰囲気が漂う格式あるバーです。深い革張りのアームチェアに身を沈めて、優雅なライブジャズを堪能できます。ドレスコードはありますが、パリジャンにも人気が高く、早い時間から席が埋まります。ディナーの前後にさらりと立ち寄れたら最高の気分ですね。

伝統と格式あるホテルに相応しい装いや立ち居振る舞いが求められますが、トラディショナルなラグジュアリーホテル体験をお好みの方には、ぜひおすすめしたいパリの超一流ホテルです。


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