今回のベトナム訪問は、知人のデベロッパーたちがリゾート開発を進めているという話がいくつかあるダナンの視察を兼ねたものでした。ベトナム中部に位置するダナンは、美しいビーチと近代都市の魅力が共存するエリア。今から25年前は本当に何もない静かな場所だったそうですが、現在では白砂の海岸線沿いに洗練されたホテルが立ち並び、カフェやレストランも充実したベトナムでも有数のリゾートへと発展しました。
ホイアン(16世紀から17世紀にかけて、東西交易の中継地として繁栄したチャンパ王国時代の水辺の町。1999年、「古都ホイアン」として世界文化遺産に登録)、ミーソン(ヒンドゥ教の神々を祀る焼成レンガで造られた70余りの祠堂が残るチャンパ王国の聖地。1999年、「ミーソン聖域」として世界文化遺産に登録)、フエ(143年わたりベトナムを統治した最後の王朝・グエン朝の王都。1993年、旧市街に点在する王宮、寺院、博物館などが「フエの建造物群」として世界文化遺産に登録)といったベトナムが誇る素晴らしい観光地へのアクセスにも優れ、自然、都市、文化などさまざまな要素を楽しむことができるツーリストに人気のエリアです。
私が宿泊先に選んだのはFour Seasons Resortが手掛けるThe Nam Hai。ダナンから車で1時間ほどのホイアンにあるホテルです。Four Seasons Resortsは全世界で展開しているラグジュアリーホテルブランド。卓越したサービスとその土地や文化に敬意を払いながら、質の高い体験価値をゲストに提供し続けており、もちろんこのThe Nam Haiも例外ではありません。ダナン国際空港から30kmほどの場所にあり利便性も抜群。このThe Nam Hai、元々は別のブランドで運営されていましたが、2016年にFour Seasons Resortsが傘下に収めてから、その存在が改めて注目されるようになりました。私はこれまでに世界中のFour Seasons Resortに滞在してきましたが、このブランドには「安心」や「安定」といった言葉がよく似合うと感じます。
The Nam Haiの魅力は、その恵まれたロケーション。1kmにわたって伸びるハーミービーチに面したホテルの敷地には4,500本ものパームツリーが植えられ、リゾートらしい雰囲気を醸しています。美しい海と穏やかな波音、熱い南風を感じながら過ごせる最高の環境です。Namは「南」、Haiは「海」を指すとのことで、この端的で力強い名前も納得の絶景が広がっています。
客室すべてがヴィラ形式であることもThe Nam Hai の大きな特徴。画一的なゲストルームではなく、それぞれが独自性を持ったヴィラが、広大な敷地内に約100棟も点在しています。ヴィラの設計には、ベトナムの伝統や自然、中国や東南アジアに伝わる風水思想が取り入れられ、屋内外の調和を意識した造りが魅力です。ヴィラ群は豊かな緑と海を包み込むように配置され、自然との一体感を感じられます。私が泊まったのはオーシャンビューのプール付きヴィラ。3つの施設から構成されている贅沢なつくりで、ユニークな間取りが印象的でした。
プール好きの私としては、敷地内には複数のインフィニティプールがあるのは嬉しいポイント。メイン以外にも2つのプールがあるので、プールサイドベッドを求めて彷徨うこともありません。
The Nam Haiはレストランもいろいろと揃っています。お任せ形式のコース料理を中心とした日本食レストラン「NAYUU」。インド料理を中心としたインターナショナルな料理と、リゾートの朝にぴったりのビュッフェを提供するメインレストラン「Café Nam Hai」。伝統的なベトナム料理を現代的に洗練させた一皿が楽しめるプールサイドのオールデイダイニング「Lá Sen」。カフェメニューからタパスやカクテルまで幅広い品揃えで気軽に使えるビーチサイド & プールサイドのカフェラウンジ「SOL & SAO」。ルームダイニングにも対応しておりヴィラで食事することもできます。これだけあれば連泊しても飽きが来ることはありませんね。
このホテルには全体的に奇を衒ったデザインや、あっと驚くようなアクティビティはありませんが、他のFour Seasons Resortsと同様、間違いのない安心感があります。ご年配の方やお子様連れの家族にとっては素敵な選択肢となるラグジュアリーホテルだと思います。
SAME AREA
JOURNAL TOP









