こちらのPalihouse West Hollywoodは、2022年12月にリニューアルオープンしました。2023年に15周年を迎えるにあたり、ブランドのシグネチャーとして生まれ変わっているそうです。

ただ、私にとっては過去に訪れた際、印象深いホテルでしたので当時の様子として記事に残しておくことにします。

2012年頃ロサンゼルスに1年間住んでいた時期があり、住む家を探していました。

このホテルに泊まるきっかけとなったのは、ロサンゼルスの友人が私の在住記念パーティーをここで開催してくれたことです。その時にホテルオーナーやスタッフたちと親しくなり、「家が見つかるまで泊まっていきなよ」となったからです。

それがきっかけで、1ヶ月程このホテルにお世話になることになりました。

このホテルはまさに長期滞在者を主なターゲットとしており、1930-40年代のハリウッドのアパートメントをモデルにしたホテルで、「ブティック・アーバン・ロッジ」がコンセプトだそうです。

長期滞在者が多い理由は、キッチン付きの大きい部屋(50〜60㎡)が多く、部屋数は全37室です。時期によっては半分程が長期滞在者で埋まってしまうそうです。

全室デザインが異なるのも特徴で、女性/男性向け、家族/シングル向け、クリエイター/ビジネスマン向けなど、利用目的によって部屋を選択できます。

個性豊かな人たちが泊まっている印象があり、ウエストハリウッドという場所柄、特に多いのは映画関係者でした。

役者、スタイリスト、映像クリエイター、プロモーターまでさまざまな人が泊まっていました。

顔見知りになった滞在者たちと一緒に中庭のテラスでブランチをしたり、夜に開催されるラウンジのイベントに誘ってもらったり、ルーフバルコニーでチルしたり、他のホテルとは違う空気感があり、滞在者たちだけの深い関係性が生みだされやすい空間に感じられます。

ちなみにホテルのエントランスは一般的なホテルっぽさがなく、エクスクルーシブな雰囲気なのも人気の理由だと思います。

外観はホテルというより、普通のコンドミニアム、そんな印象を受けました。

しかし、一歩中に入れば、そこには唯一無二の空間が広がっているというギャップが魅力なのだと思います。

そんな思い出深いホテルがリニューアルしたとのことなので、新しいPalihouse West Hollywoodにもぜひ訪れてみたいです。

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