「TRUNKらしさ」をかたちづくるのは、多彩な個性を持ったメンバーの存在です。TRUNKで自分らしく働くことができるのはなぜなのか。一人ひとりの「いま」にスポットを当て、その想いを掘り下げます。話を聞いたのは、TRUNK(HOTEL) YOYOGI PARKの PIZZERIA e TRATTORIA L’OMBELICO(ピッツェリア・エ・トラットリア ロンベリコ)でレセプションを担当する阿部桃子(あべ・ももこ)。モーニング、ランチ、カフェ、ディナーと、一日を通じて多くのゲストをお迎えするオールデイダイニングの「顔」として、ゲスト一人ひとりを大切にする接客はもちろん、TRUNKの理念であるCREDOの理解浸透にも情熱を注ぎます。レセプション以外の仕事にも意欲を持ちつつ、「今はレセプションとしてのスキルを極め、どんな場面でも一人で対応できるようになりたい」と語る彼女。その言葉からは、「自分にしかできないサービスでお客様を幸せにしたい」という等身大のホスピタリティが感じられました。
レセプションは「第一印象をつくる仕事」。
会話は気取らずに、立ち居振る舞いは丁寧に。
私は2024年4月に新卒でTRUNKに入社し、研修後、TRUNK(HOTEL) YOYOGI PARK(以下 YOYOGI PARK)のレストラン PIZZERIA e TRATTORIA L’OMBELICO(ピッツェリア・エ・トラットリア ロンベリコ:以下、L’OMBELICO)に配属となりました。配属当初はオーダー対応や料理のサーブなどのサービスを担当し、その後、ウェディングセールスへの異動を経験。再びL’OMBELICOへ戻り、入社時から希望していたレセプションを任せていただくことになりました。
現在、L’OMBELICOでは約40名のスタッフが働いています。レセプションは私を含めて3名が専任で担当しており、受け持つ業務は多岐にわたります。来店時のご案内、お会計とお見送りはもちろん、予約管理、電話・メール対応、レストラン情報サイトの掲載コンテンツ更新などもレセプションの仕事です。どれも欠かせない業務だからこそ、チームで連携しながら円滑な運営を心掛けています。L’OMBELICOは終日お客様をお迎えするオールデイダイニング。ランチやディナーの時間帯は長時間立ち続けることもあり、華やかに見える一方で、意外と体力も必要な仕事です(笑)。
目立った看板を掲げない落ち着いた佇まいもL’OMBELICOの魅力ですが、オールデイダイニングとして、もっと気軽に立ち寄っていただきたいとも感じています。ふと通りがかった方が自然と足を止め、「入ってみようかな」と思える工夫ができたら素敵ですよね。例えば、メニューをさりげなく掲示するだけでも、安心感につながるかもしれません。そうした仕掛けを考えるのも、レセプションの重要な役割だと思っています。
この仕事の魅力は「私だけのサービスを提供できること」。自分の個性を表現しながらお客様を楽しませることができたら、こんなに嬉しいことはありませんよね。接客で大切にしているのは「お客様との距離感」です。できるだけリラックスしていただきたいので、ホテルでありながら決してかしこまり過ぎることなく、親しみやすさを感じていただけるおもてなしを意識しています。会話は気取らずに、仕草や言葉遣いは礼儀正しく丁寧に ―― このバランスが自分らしい接客スタイルです。
レセプションは、ホテルやレストランの印象を左右する重要なポジションだと思っています。そのため、お客様との最初の接点として、いつでも明るく振る舞うことを忘れないようにしています。お客様の第一印象は視覚情報で作られる部分が大きいので、ヘアスタイル、メイク、ネイル、立ち居振る舞いに至るまで細心の注意を払い、常に120%の状態でお迎えできるように準備しています。嬉しいことに、仲間たちからは「笑顔が素敵だね」と言ってもらうこともあり、それが励みにもなっています。
TRUNKと出会って湧き上がった
「唯一無二のホテルの魅力を伝えたい」という想い。
「TRUNKで働きたい」と思ったのは、「自分の志向」と「ある出会い」が重なったことがきっかけでした。
私は人と関わることが大好きで、学生時代も接客業を中心に色々なアルバイトを経験してきました。「人に喜んでもらうこと」や「自分の個性を表現すること」に魅力を感じ、自然な流れで接客の仕事を志すようになっていきました。
レセプションという職種を強く意識したのは、プライベートで訪れたスパでの体験がきっかけでした。予約時に思いがけないトラブルがあり不安を感じていた私に、レセプションの方が親身に寄り添ってくださり、施設を利用する前から満たされた気持ちになったのです。「接客を通じてここまで安心感を与えられるのか」と感激したことを覚えています。
その経験から、「私もお客様の第一印象をつくる存在になりたい」という想いが湧き上がり、レセプションの仕事を志しました。なかでも、非日常の時間を提供するホテルという空間でその役割を担いたい ―― そう考えるようになっていきました。
学生時代は教師になる道も視野に入れており、教育実習にも参加しました。実習前には別のホテルから内定もいただいていましたが、教師になるか、そのホテルに就職するか、改めて自分に問い直してみると、どこか違和感が残りました。自分が本当にやりたいことは何か? ―― 考え続けていた時に出会ったのがTRUNKでした。TRUNK(HOTEL) CAT STREET(以下、CAT STREET)のスタイリッシュな外観、TRUNK(LOUNGE)の洗練された雰囲気に一瞬で魅了され、「このホテルの魅力を多くの人に伝えたい」と思い、直感的にTRUNKへの応募を決めました。
面接でのやり取りも印象的でした。質問に対する回答を「正解か、不正解か」で判断するのではなく、私の発言をきっかけに、その奥にある想いを一緒に深掘りしてくれるような貴重な時間でした。自分でも気づいていなかった「心からの望み」に触れることができ、「TRUNKで働きたい」という気持ちを後押しするものになりました。
少しの落胆を、大きなモチベーションに変えて。
軸にあるのは「人を喜ばせたい」という気持ち。
CAT STREETの魅力、レセプションという仕事に惹かれて入社したこともあり、配属先にはCAT STREETのフロントを希望していましたが、実際の配属はL’OMBELICOのサービス。ホテルも職種も希望通りとはいかず、正直に言えば、少しだけ落ち込みました。ただ、「自分のサービスでお客様に喜んでいただきたい」という想いが揺らぐことはありませんでした。環境が違っても自分の軸は変わらない ―― そう考え、すぐに気持ちを切り替えて、自分の良さを活かしていくことを第一に考えるようになりました。
仕事を続けるなかで実感したのは、お客様に喜んでいただくことと同じくらい、共に働く仲間との関係性が大切だということ。自分の特徴や強みを早く理解してもらえるよう、積極的にコミュニケーションを取ることを意識しました。先輩方も丁寧に指導してくださり、「この人たちと一緒なら私は頑張れる」と素直に思えたのです。次第に環境にも慣れ、お客様との会話を楽しむ余裕も生まれました。私に会いに来てくださるお客様も徐々に増えていき、それが仕事のモチベーションにつながっていきました。
多くの方が口にされるように、TRUNKの強みは「人」だと実感しています。L’OMBELICOに限らず、TRUNKで働く人たちは一人ひとりの個性が際立っており、日々、刺激を受けています。お客様のために、チームのために、TRUNKのためにと、誰もが強い意志を持って行動することが当たり前になっていることを、メンバーの一人として誇りに思います。自分自身も個性的でありたいと考えている私としては、いい意味で「悔しい」「負けたくない」という気持ちになることばかりです。TRUNKに入ってみると「私って意外と普通だな」って思いますね(笑)。個性豊かな人たちに囲まれているので、自分もまだまだ成長できるはずです。自分らしさを大切にしながら挑戦を重ねたい人にとって、TRUNKは成長の機会にあふれた場所だと思います。
「良い文化」に光を。
小さな取り組みが、組織を変える。
2025年1月から6ヶ月間、ウェディングセールス部門に異動しました。L’OMBELICOのサービスとは全く違う仕事で、覚えることも多かったので、慣れるまでには少し苦労しました。ロールプレイを繰り返しながら、言葉遣いや提案の仕方を学び直した時間は、私にとっての財産になっています。
ウェディングセールス在籍中、私が接客を担当したのはわずか1組だけでしたが、そのお客様にご契約いただけたことは本当に嬉しく、自分でも驚きました。人生の大切な瞬間をお任せいただけたことは、何ものにも代え難い自信になりました。
この期間に新しく始めたことがあります。それが「CREDOの共有」です。朝礼の場でCREDOを構成する項目をひとつ取り上げ、その意味を共有したうえで、自分が意識する行動を宣言するという取り組みです。元々これはL’OMBELICOで実施していたもの。私自身、CREDOの理解浸透を課題と捉えていて、「どうしたら日常業務のなかでCREDOを意識しながら行動できるだろうか?」と考えていたので、ウェディングセールスにも取り入れたいと考えたのです。
例えば、「4つの約束」を構成する「20の心得」のなかのひとつである「突破する」を取り上げた際は、「欲しい未来を手に入れるには、世の中や仲間の反対を押し切ってでも進む強さがいる。全員を納得させるだけの情熱と根拠を持ち、非現実を恐れず挑戦する。」という定義を紹介した後で、「目の前のお客様一人ひとりに丁寧に向き合い、目標達成に向かって前向きに進もう」と自分の言葉で宣言しました。オフィスのホワイトボードにも「突破する」と書き出すことで、業務のなかで自然と意識できる工夫も行いました。
この取り組みを始めてから、チームのなかでCREDOの言葉が少しずつ飛び交うようになり、仲間たちの行動にも自然と目が向くようになりました。私がL’OMBELICOに戻った後も続いていると聞いており、「メンバー間で良い部分を探そう」という空気を作れたことを嬉しく思っています。在籍期間は短かったですが、CREDOの理解浸透という面で、意味ある変化をもたらすことができたのではないでしょうか。
レセプションの仕事を極め、
「私だけのサービス」でお客様を笑顔にしたい。
ウェディングセールスの仕事は面白く、やりがいも感じていました。それでも、L’OMBELICOに戻り、レセプションとしてお客様と向き合いたいという気持ちは変わりませんでした。戻ったタイミングでレセプションを任せていただき、入社以来の念願が叶いました。
異なる業務を経験し、お客様一人ひとりと深く向き合うことの大切さを改めて実感しました。ウェディングセールス在籍時に磨いた会話力や提案力は、今の仕事にも活かされています。オーダーメイドで結婚式をつくり上げるウェディングプロデュースの仕事には、今でも大きな魅力を感じていて、いつかまた挑戦してみたいという想いもあります。
とはいえ、今の目標は明確です。それは、どんな場面でも落ち着いて対応できる「レセプションのプロフェッショナル」になること。長期的な目標を持つことも大切だと思う一方で、目の前の仕事をひとつずつクリアしていきながら次の夢を探していく方が、私には合っているのかなと思っています。一日でも早く、お客様からもチームメンバーからも、「L’OMBELICOの顔」と認めてもらえるよう、日々、努力を続けていきます。
渋谷や代々木公園にお越しの際は、ぜひL’OMBELICOのドアを叩いてください。個性豊かなスタッフが皆様のお越しをお待ちしています。









