
「TRUNKらしさ」をかたちづくるのは、多彩な個性を持ったメンバーの存在です。TRUNKで自分らしく働くことができるのはなぜなのか。一人ひとりの「いま」にスポットを当て、その想いを掘り下げます。今回、仕事への想いを語ってくれたのは、TRUNK(HOTEL)宴会部ウェディングセールス課で新規顧客営業のリーダーを務める崎濱梨里華(さきはま・りりか)。結婚式を検討されているお客様に対してTRUNK(HOTEL) CAT STREETでのウェディング=TRUNK(WEDDING)が持つ魅力を伝え、一組一組の想いに寄り添った理想のウェディングの実現を後押ししています。これまでに対話してきたお客様は実に400組以上。新卒2年目にしてMBP(Most Branding Person:その年、最もTRUNKらしさを体現したメンバーたちに与えられる賞)に選出されるなど、その活躍は目覚ましいものがあります。自他ともに認める「TRUNK(WEDDING)のファン」である彼女。結婚式という人生を彩る大切な舞台としてTRUNK(HOTEL) CAT STREETを選んでいただくために、日頃からどのような意識を持って仕事と向き合っているのか。その言葉に耳を傾けてみましょう。
心から「好き」と思えるものを届けたい。
自分の「本当の望み」を知ってTRUNKを選んだ。
2023年に新卒でTRUNKに入社し、今年で3年目を迎えます。実は学生時代はウェディングの世界ではなく、子どもの頃からの憧れだった航空業界に進むのを夢見ていました。小学校1年生の時に初めて飛行機に乗ったのですが、不安な気持ちでいる私を気遣って優しく対応してくれたスタッフの方の姿が記憶に残っており、「いつか自分もこの世界で働きたい」という想いを抱き続けてきました。
ところが、航空業界を第一志望として就職活動を進めるなかで、自分が内に秘めていた「本当の望み」を知ることになりました。様々な企業の説明会、友人や大学の先生との対話、自己理解を深める機会などを通して、私が本当に望んでいるのは「仕事を通じて誰かに感動を与え、その人の記憶に残ること」なのだと気付くことができたのです。幼少期の記憶があまりにも印象的で、航空業界への憧れを強く抱いていましたが、必ずしも航空業界にこだわらなくても良いかもしれない、そう考えるようになりました。
そこで知ったのがウェディングに関わる仕事でした。業界研究を進めるなかでT&G(TRUNKの親会社であるテイクアンドギヴ・ニーズ)を知り、その流れでTRUNKに出会いました。私自身、社会に出るにあたっては「自分が心から好きだと思えるものを人に届けたい」と考えていましたが、TRUNKのInstagramを見たときに「私の仕事はここにある!」と直感したのです。TRUNKが創り上げる空間、一つひとつに深い意味が込められたプロダクト、ウェディングを彩るフラワーの見せ方、スタッフ一人ひとりの個性を尊重してくれる雰囲気… どれを取っても他の会社とは全く違って見えました。
TRUNKで働きたいと考えるようになったのは、面接が進むなかでTRUNK(WEDDING)への理解を深めることができたことも大きかったですね。特に心に残ったのが「BEYOND THE WEDDING」というコンセプト。これは「結婚式はゴールではなく、準備期間を通じてこれから結婚するお二人が理想の夫婦像に近づき、より深みのある人生を歩むきっかけのひとつになりたい」というTRUNK(WEDDING)の姿勢を示すもので、「感動を与え、記憶に残る仕事がしたい」という私の考えとも強く共鳴するものです。私は自分が知らなかったことに取り組むのが好きな性格なので、新たな挑戦を後押ししてくれるTRUNKの環境も魅力的に映りました。
この場所なら、きっと私が大切にしたい想いを叶えられる。そう考えて、TRUNKへの入社を決断しました。

チームワークが問われるウェディングの仕事。
同じ目標に向かって共に進む。
入社以来、TRUNK(HOTEL)の宴会部ウェディングセールス課に所属しています。ウェディングをご検討されているお客様が、ご自身の人生の大切な一幕の舞台としてTRUNK(HOTEL)という場所を選んでくださるよう、TRUNK(WEDDING)が持つ魅力をお伝えするのが私たちのチームの仕事となります。
平日はメールや電話でのお問い合わせに対応し、週末はTRUNK(HOTEL) CAT STREETにお客様をお招きして、結婚式の会場となる4つのバンケットルームをご案内する。これが基本的な仕事の流れです。ブライダルフェアの運営やその場での営業活動もウェディングセールスチームで担っていて、企画アイデアの発案から携わっています。セールスチーム内では「TRUNKらしいブライダルフェア、TRUNKらしい提案とはどんなものだろう?」ということをいつも話し合っていますね。LGBTQ+向けのブライダルフェアなどはTRUNKらしさが表現された好例だと思いますが、「お客様が求めているもの」と「TRUNKらしさが感じられるもの」とのバランスを考えた提案を探し続けています。
セールスチームのリーダーとしては、接客のクオリティ向上やそれぞれのお客様にあった提案の精度を高めるために、チームメンバーのスキルアップを図る時間もつくるようにしています。メンバー一人ひとりの目標達成に向けた対応を一緒に考えて積極的に働きかけていくのも、私の大事な役割のひとつです。
ウェディングの仕事については、一般的には「ウェディングプランナーがカップルの要望をヒアリングし、それに対してそのプランナーの個性とアイデアで応えていく」という、言ってみれば「個人戦」のようなイメージを持たれる方が多いのではないかと思います。私自身も、この仕事を始めるまではそのように捉えていました。
でも、実際のところ、この仕事で問われるのは「チームとしての総合力」だと私は考えています。TRUNKでは、お客様にTRUNK(WEDDING)の魅力をお伝えしてご成約いただくまでを担当するセールスチームと、ご成約いただいたお客様のご希望に合わせてウェディングのプログラムや演出を形にしていくプロデュースチームとで担当が分かれています。一人のウェディングプランナーが最初から最後までご担当する会社もありますが、TRUNKではそれぞれの職能を最大限に発揮するためにプロセスに合わせて機能を分化しています。
私たちセールスチームがお客様のご要望を的確につかみ、プロデュースチームへしっかりと引き継ぐ。ここにチームワークが求められます。また、プロデュースチームのメンバーそれぞれの個性や得意領域を把握することで、「このお客様の要望を叶えるには、あのプロデューサーにお願いしたらいいかもしれない」というアイデアも生まれてきます。これもチームで動いているからこそ得られるメリットですね。
プロデュースチームとの連携だけでなく、セールスチーム内でのチームワークも重要です。セールメンバー全員で同じ目標に向かって日々行動しています。自分一人ではないという信頼関係があることで苦しいことも乗り越えられますし、チームの目標を達成できた時は「頑張ってきて本当に良かった」と心から感じられます。この仕事はとてもやりがいがありますし、元々、チームで成果を挙げる仕事がしたいと考えていた私にとって、このウェディングセールスの業務はぴったりだったのかもしれないですね。
TRUNK(WEDDING)の魅力が伝わることが、
この仕事をする上での何よりの喜び。
お客様をご案内する際に私が常に心がけていることがあります。それは「『今日はここに来て良かった』『私に会えて良かった』と笑顔でお帰りいただけるような接客をする」ということです。
休日の貴重な時間を割いてTRUNK(WEDDING)のことを知ろうと訪れてくださったお客様に、「この場所で良い時間を過ごせた」と思っていただくことが一番だと感じています。私のファンになっていただき、TRUNKのファンのなっていただいた先に、「TRUNK(HOTEL) CAT STREETで式を挙げたい」と思っていただけたら嬉しいですよね。
笑顔でお帰りいただくためには、「対話を通じて、お客様も気づけていなかったことを明らかにする」のが大切なのではと考えています。「結婚式を挙げたい」と仰ってお見えになるお客様でも、「自分はなぜ結婚式を挙げたいのか?」という核心まで整理できていないのがむしろ普通のことでもあります。漠然としたご要望の裏側にある想いを掘り起こして、ご自身が内に秘めていた想いに気づくことができると、お越しになった時以上に笑顔になっていただけることが多いように感じます。プロとして「なぜそう思うのでしょう?」「それはどうしてですか?」という問いかけを重ねていくことで、お客様の本心を見つけていく。最初にそのプロセスを踏むことができると、その後の会話もスムーズに進んでいきますね。
あるカップルのエピソードをご紹介します。女性は以前からTRUNKのことをよくご存知で、TRUNKで結婚式を挙げることを楽しみにしている様子が伝わってきたのですが、男性は口数も少なく、終始緊張したご様子でした。一通りご説明させていただいたあと、屋上のチャペルをご案内していた時、突然、男性が号泣し、「早くここで結婚式を挙げたい」と仰ったんです。聞けばお母様がご病気とのことで、そのことがずっと心に引っ掛かっていたようでした。男性はご自身の本当の気持ちに気づき、そこからは和やかにお話ししてくれるようになりました。また、女性はお祖母様を亡くされているともお聞きしたので、「天国から見守ってもらえるような空に近い会場が良いのでは」とSORANIWAという天窓のある最上階のバンケットでの挙式をご提案させていただき、お二人はTRUNKで結婚式を挙げてくださいました。これまでに400組以上のお話しをお聞きしてきましたが、特に印象に残っているお二人ですね。
このお二人のように、私をきっかけにTRUNK(WEDDING)の魅力を知ってくれるお客様が増えることは、この仕事をする上での何よりの喜びです。

重圧を一人で背負うことはない。
仲間がいるから、前に進める。
結婚式というのは、その方の人生においていつまでも記憶に残る大切な瞬間です。たった一日だけの、しかも形のないものに対し、決して少なくはない対価をお支払いいただくわけですから、お客様を不安にさせることはあってはなりません。「TRUNKに決めて良かった」とご安心していただけるよう、今の自分にできることを考えながら動いています。
結婚式という大切な瞬間を扱う仕事なので、もちろん、それだけのプレッシャーも付いて回ります。それでも私一人だけで重圧を背負うことはありません。それは、プランナーやサービススタッフといったTRUNKの仲間たちが、結婚式当日に向けてプロの仕事を積み重ねてくれている姿をずっと見てきているから。「これだけのプロフェッショナルが揃っているのだから、自分の仕事に集中すれば大丈夫」と思えます。すべてはチームワークの賜物。信頼のおけるメンバーたちと働けることに誇りを持っています。
TRUNKには、挑戦する人を応援してくれる環境があります。自分から積極的に動き、いろいろな経験を積んで成長したいと考える人には合っていると思います。様々な経験を持った方たちが集まっているので、素直な気持ちを大切にしていれば自分の成長につながっていきます。
私自身もこれまでに得てきた知識と経験を他のメンバーに伝えていくことに取り組んでいきたいです。この仕事を「やり切った」と思えたとき、次に挑戦したいことが見えてくるのかもしれませんね。その時までTRUNK(WEDDING)の魅力を伝え続けていきます。