TRUNK らしさをかたちづくるのは、多彩な個性を持つメンバーの存在。
なぜ彼らは TRUNK で自分らしく働くことができるのか。一人ひとりの今にスポットを当て、掘り下げます。今回はTRUNK(KITCHEN)のスタッフ小宮山久瑠美を紹介。2022 年新卒で入社し、その年の社員 MVP の一人に選ばれた彼女に、TRUNK で働く魅力や彼女自身の今後のキャリアビジョンについて語ってもらいました。

新卒で2022年にTRUNKへ入社し、研修ののちTRUNK(HOTEL)1階に併設する、メインダイニングTRUNK(KITCHEN)に調理スタッフとして配属されました。主に前菜を中心とした仕込みと盛り付けを行なっています。最近ではデザートにも関わるようになり自身のWANTであった「プレートを描けるようになる」を叶えることができました。また調理以外の発注作業にも関わるなど少しずつ業務の幅が広がっています。

入社のきっかけはクレドにあった

私は高校が家政科で、服飾や調理そのほかにも看護や保育など衣食住の生活に関わるさまざまなジャンルを学びました。その学びの中で自分が一番楽しめたのが調理でした。そこから卒業後の進路を考えはじめたころ、調理は一生涯できる仕事なのではと考えるようになりました。料理の先生、料理研究家、ホテルやレストラン、自身のお店を出すなど活躍する場もさまざまあり、何より私が惹かれたのは、食を通じて世界に触れることができ、人とのコミュニティが広がるというところでした。また、料理はタフさやエネルギーが必要とされるところに、自分の性格があっていると思いました。それをきっかけに調理学校へ入学し専門的に料理を学びました。就職活動ではいわゆる日本三大ホテルを志望していましたが、活動の過程でTRUNK(HOTEL)というブティックホテルがあることを知り、最終的には働くスタッフの個性を大事にし、当たり前を疑うという会社のクレドに共感し入社を決断しました。

お客さまのためにパフォーマンスを

TRUNK(HOTEL)には調理で活躍できる場所はいくつかありますが、私はTRUNK(KITCHEN)を第一志望にしました。その理由は、お客さまとコミュニケーションができ、レストラン全体の空気感、流れを見て感じられる環境に惹かれたからです。また、自身の成長を考えた時に、オールデイダイニングという朝から夜までオープンしているお店だからこそ色々なシーンを経験できる場だと考えました。

現在の私はガルド・マンジェという冷前菜を扱うポジションなのですが、醍醐味はカウンター席のお客さまとの距離が近くにあることです。調理をする動作、盛り付け全てに美しさそしてカッコよさが求められ、その印象でお客さまの満足度も変わってしまう重要なポジションだと感じています。ですので、その役目を理解し、お客さまからの見られ方を強く意識しています。 あえてお客さまの目線に入るようにお料理をパフォーマンスすることで「それって何ですか?」と話しかけていただき、会話が弾む時もあります。もちろんお客様のご要望を先読みしてアクションすることも心がけています。目の前のお客さまの五感を楽しませられるように振る舞い、より良いお食事の時間をご提供することが大事だと思っています。

日々の成長を評価してくれる環境に感謝

2022年に新卒で入社しこの1年間は全力でやり抜こうと、必死に先輩たちの背中を追いかけてきました。お客さまに喜んでもらうことを日々考え、常に料理に対する「好き」という気持ちに立ち返りながら、もっと美味しい料理を作るために、日々成長できる種を探し続けました。その結果として、2022年度のMVPの一人として選出していただけたことは、成長の証明としても、とても嬉しかったです。

私ががむしゃらに頑張れた理由は、TRUNKで働くメンバーのおかげです。愛情を持って、熱量高く一人ひとりと向き合う組織風土が、安心感を与えてくれました。だから私自身もTRUNKが好きになり、もっとこのブランドに貢献したいと思う気持ちが強くなりました。

私という存在をしっかり評価してくれる人がいるからこそ、期待や結果に応えようと強く思い、目標に向かって突き進むことができるのだと思います。

まかないで腕を磨く日々

TRUNKの新卒社員は、本配属前に各コンテンツを経験する、ジョブローテーションというシステムがあるのですが、その時にまかないを作らせてほしいと提案し、各コンテンツのスタッフに私の料理を食べてもらいました。

私は毎回先輩にその日のまかないの感想を聞いてまわり、どうやったらもっと美味しく作れるようになるかを実践しながら学んでいました。“まかないが上手に作れる人は料理開発が上手にできる人”という先輩からアドバイスもあり、日々のルーティンになりがちな作業も自分の成長を楽しみながら考え行動する習慣がついたと思います。

また、何事にも興味を持ち、可能性を決めつけずに挑戦していく力や、やり抜く力が私の強みでもあると感じています。TRUNKは、自分のWANTの実現を推奨してくれる場所。私のようなキャラクターが熱狂できる最適な環境だと思っています。

更なるWANTを叶えるために

入社から1年が経ち“新卒”という枠が外れ、次の新卒を自分が教える立場になりました。MVPに恥じないようTRUNKのクレドを体現し、周りに良い影響を与えられる先輩であり続けよう改めて決意しました。

今後の成長のために、調理場の外に出てサービスを経験したいですし、マッサージ師の国家資格を取るための準備もすすめています。食べ物は人を健康へと導き、マッサージは人の心を癒すもの。この二つを繋げ実現することが私のWANTです。今はまだTRUNKにスパはありませんが、ないからこそチャンスだと思い、自分の好きなことを極め、そして自分にしかできないような発想で、このWANTの実現に向けて挑戦し続けたいと思います。

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